こんにちは、HelloWorld株式会社の教育旅行事業部です。
修学旅行や、団体のプログラムに参加される生徒様、個人で参加されるみなさまの受け入れをしている「まちなか留学」ですが、無償提供もしていることをご存知でしたか?
私たちはまちなか留学を通じて、「すべての子ども達に留学を!」という目標を実現させていきたいと考えています。そこで通常のまちなか留学とは別で、幅広いみなさまから寄付を募っています。
本基金の財源をもとに、県内の教育委員会や学校などと連携して、所得などの問題でまちなか留学の機会を受けられない子ども達を対象に、無償でまちなか留学を提供しており、先日、念願の「まちなか留学基金一期生」として48名の方に無償でまちなか留学を提供いたしました。
今年度は、沖縄県内のNPO法人エンカレッジ様と一般財団法人あしなが育英会様のご協力のもと参加者の募集を行い、選考委員会による選考を経て、2023年4月にまちなか留学基金1期生計48人がまちなか留学を体験しました!
事後学習では、それぞれの体験内容を基に「多文化社会で共に生きるには」をテーマに意見を発表しました。
その後、大同火災海上保険株式会社様や株式会社一平ホールディングス様等にもご参加いただいた体験報告会では、今回の体験内容をまとめた動画を上映し、代表者2名が今回の体験を経ての自身の成長について発表しました。
今回のまちなか留学基金1期生への事前アンケートからは、参加者自身が国際交流プログラムの参加経験が少ないだけでなく、その多くが「そいういう(国際交流に参加する)機会がなかった」と答えています。
つまり、様々な要因から、国際交流プログラムを「自分が挑戦できるもの」として捉えることができていない子ども達が多数いることが確認できました。
しかしながら、申込者の多くが「英語が苦手だけどチャレンジしたい」という気持ちを答えており、「まちなか留学」は挑戦できる環境であればより多くの子ども達がやってみたいと感じる魅力的なプログラムであることも再認識しました。
海外留学に興味はあったものの、英語が得意ではないことを理由にこれまで応募などはしてきませんでした。 ですが、母から「英語が得意じゃなくても大丈夫らしいよ!いい経験になると思うから応募してみたら?」という誘いを受け、説明会での内容を見て私自身も「応募したい!」と思い、今回応募しました。
応募した1番の理由は、海外に少し興味があり行ってみたいと思ってたからです。海外に留学に行くにはハードルが高いと思っていたので、この活動は県内の外国人の家に行くと知り、応募しました。
今まで習ってきた英語を通して、どれだけ自分の事を相手に知ってもらったり、相手を知ることができるか、改めて学びあいたいなと思いました。 自分はあまり英語が得意ではありませんが、みんなとの交流を深め合い、学んでいきながら自分の可能性を広げていきたいです。 また、将来のために学びの視野を広げていきたいです。
まちなか留学に参加後のアンケートからは、英語への苦手意識が強かった参加者の前向きな変化を見ることができます。
また、まちなか留学を通して、国際交流や異文化交流に対する考え方が変化している様子も見受けられました。
緊張せずに話す事が出来るようになり、自信をもつ事ができました。海外留学をして、異国と日本を繋ぐ仕事がしたいと確信しました。
今回自分が今まで思ってた以上に自分は頑張れるんだって感じて、自信を持つことができた。
この国際交流経験で、将来は英語を使う仕事に付きたいと思いました。この経験で、世界には文化や考え方が全く違う人がいっぱいいることをより実感したので、多様性を認める考え方の重要さも実感しました。
近年広がりを見せているといわれる「教育格差問題」ですが、中でも「留学の機会提供」はより格差が顕著になる分野であると今回のまちなか留学基金の取り組みを通し改めて実感しました。
”世界中に1カ国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる”をコーポレーションミッションに掲げ、1人でも多くの子ども達に留学の機会を提供すべく、私たちは日々サービス内容に磨きをかけ邁進してまいります。
HelloWorldでは、みなさんとともに次世代に生きる子どもたちの未来の可能性を広げていければと思っております。ご協力をよろしくお願いいたします。
※みらいファンド沖縄内に基金を設置した寄付は税制優遇の対象になります。個人でも、法人でも多くの人々が寄付に協賛しやすい制度です。