すべての子どもたちに留学体験を! – まちなか留学基金、HelloWorldの社会課題への取り組み

HelloWorld株式会社は2020年の創業以降、「まちなか留学基金」を設立し、企業や個人、ホストファミリーなど幅広い方々から寄付を募っています。その基金の財源をもとに、所得などの問題で自費で留学体験をすることが難しい子どもたちに、無償でまちなか留学を提供しています。

2023年4月には、沖縄県内の子どもたち48名が「まちなか留学基金一期生」としてまちなか留学に参加しました。その様子をご紹介します。

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「まちなか留学基金1期生」が誕生!

第1回は、沖縄県内のNPO法人エンカレッジ様と一般財団法人あしなが育英会様のご協力のもと募集を行い、選考委員会による選考を経て、計48人が「まちなか留学基金1期生」に選ばれました。

子どもたちは、さまざまな国籍のホストファミリーのお宅で英語を使って料理体験をしたり、ゲームやアクティビティなどの文化体験をしたりして過ごし、24時間のまちなか留学を楽しみました。

初めて挑戦するボードゲームに真剣に取り組む様子
料理上手なホストファミリーと一緒にクッキングタイム!

事後学習では「多文化社会で共に生きるには」をテーマにチームでディスカション。それぞれの体験をもとに、自分の文化との違いや気づきを共有しあいました。

体験報告会では、体験内容や成果報告をまとめた動画を上映し、代表者2名がまちなか留学を通して感じた自身の成長について発表しました。報告会には、寄付団体の大同火災海上保険株式会社様、株式会社一平ホールディングス様(協賛)などにもご参加いただきました。

「チャレンジしたいけど国際交流の機会がない」子どもたちの現状

今回のまちなか留学基金1期生への事前アンケートからは、参加者自身が国際交流プログラムの参加経験が少ないだけでなく、その多くが「そのような機会がなかった」と答えています。

しかしながら、申込者の多くが「英語が苦手だけどチャレンジしたい」という気持ちを答えています。

海外留学に興味はあったものの、英語が得意ではないことを理由にこれまで応募などはしてきませんでした。 ですが、母から「英語が得意じゃなくても大丈夫らしいよ!いい経験になると思うから応募してみたら?」という誘いを受け、説明会での内容を見て私自身も「応募したい!」と思い、今回応募しました。

応募した1番の理由は、海外に少し興味があり行ってみたいと思ってたからです。海外に留学に行くにはハードルが高いと思っていたので、この活動は県内の外国人の家に行くと知り、応募しました。

今まで習ってきた英語を通して、どれだけ自分の事を相手に知ってもらったり相手を知ることができるか、学んでみたいと思いました。あまり英語が得意ではありませんが、みんなとの交流を深め、学んでいきながら自分の可能性を広げていきたいです。 また、将来のために学びの視野を広げていきたいです。

「将来は海外に行きたい」まちなか留学を経験した子どもたちの変化

まちなか留学に参加後のアンケートからは、英語への苦手意識が強かった参加者の前向きな変化を見ることができます。

また、まちなか留学を通して、国際交流や異文化交流に対する考え方が変化している様子も見受けられました。

緊張せずに話す事が出来るようになり、自信をもつ事ができました。海外留学をして、異国と日本を繋ぐ仕事がしたいと確信しました。

自分が今まで思ってた以上に自分は頑張れるんだって感じて、自信を持つことができた。

この経験で、将来は英語を使う仕事につきたいと思いました。世界には文化や考え方が全く違う人がいっぱいいることをより実感したので、多様性を認める考え方の重要さも実感しました。

より多くの子どもたちへ感動体験を

近年社会課題となっている「子どもの体験格差」。留学や国際交流の経験は、子どもたちの視野を広げるとともに、地域や自分自身を深く考える機会にもなります。私たちHelloWorldは、この機会をより多くの子どもたちに提供して、次世代を担う子どもたちの可能性を広げていきたいと考えています。

「世界中に1ヵ国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる」をコーポレートミッションに、私たちは日々サービス内容に磨きをかけ邁進してまいります。

みらいファンド沖縄内に基金を設置した寄付は、税制優遇の対象になります。個人でも法人でも、多くの人々が寄付に協賛しやすい制度です。この思いに賛同いただける方は、ぜひご協力いただけますと幸いです。

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