【オキナワインターナショナルスクール様】第22回サマースクール2022の実施①

みなさん、こんにちは。
Helloworld株式会社は今回、沖縄県南城市のオキナワインターナショナルスクール(以下 OIS)にて実施されたサマースクールのアクティビティの実施運営を担当しました。

2022年7月25日(月)から8月12日(金)までの3週間、猛暑の中、熱中症及びコロナ対策をしっかりと行い実施された本サマースクールは、小学生から高校生の生徒さん、総勢216名にご参加いただきました。

(感染症対策を徹底した上で実施しております。プログラム中は常時マスクを着用しておりますが、撮影時のみマスクを外している場合がございます。)

OISのキャンパスだけでなく、公民館のキッチンや近隣ビーチを利用した弊社担当のアクティビティをセッション毎、計3回に分けてご紹介いたします。

セッション1 「Local and Global」

セッション1-1
HelloWorld!ロゲイニングゲーム「OISと南城市の秘密を探そう!」

今回のOISサマースクールのアクティビティの第1弾は大人気プログラムのロゲイニングを「OISと南城市の秘密を探そう!」という特別テーマのもと実施しました。

イングリッシュスピーカーに向けたオリエンテーションの様子

普段のロゲイニングについて詳しく知りたい方は、これまでの受入実績もぜひご覧ください!

セッション1では約70名の生徒21名のイングリッシュスピーカーが3~5名でチームを組み、OISの校舎内と近隣の施設に設置されたミッションに取り組みました。

小さな島の沖縄には、実は190以上の国と地域出身の外国人が住む坩堝でもあるのです。今回は、なんと13の異なる国と地域出身のイングリッシュスピーカーが参加してくれました!英語が世界と繋がるツールとなることを、生徒たちに体感してもらう最適の環境です。

ミッションの達成にチームワークが不可欠なロゲイニングは、英語の実践的な学習のみならず生徒たちのアイスブレイキングにも適したアクティビティです。

今回は、身体を使ったミッションや謎解きミッションなど、これまでのロゲイニングとは一味違ったミッションを用意しました。ゲームとなると張り切る生徒たち。より多くのミッション達成に向けて、チーム一丸となって取り組む姿がキャンパスのあちらこちらで確認することができました。

プログラムの最後には、最もポイントを獲得した3チームの表彰式を行いました!小学生から高校生まで、イングリッシュスピーカーと英語での異文化交流を楽しんでいただけました。

セッション1-2
「英語レシピで沖縄料理と世界の料理を作ろう!」

南城市公民館にて「英語レシピで沖縄料理と世界の料理を作ろう!」と題し、沖縄とペルーにルーツを持つ講師役を招いて「ムーチー」と「ウミータ」の料理体験と文化比較を行いました。

「ムーチー」は餅粉を月桃の葉(カーサ)に包み蒸した料理で鬼餅とも呼ばれます。健康や長寿に縁起の良い食べ物として沖縄全域で食べられている伝統料理です。近年では、お店で既製品を購入する家庭も少なくなく、今回初めて作るという沖縄県内参加者もいました。

一方「ウミータ」も、トウモロコシや玉ねぎのペーストをトウモロコシの葉で包んだ蒸し料理です。南米各地で食べられていますが、国や家庭によって具材や味が異なり個性が光ります。講師がルーツを持つペルーでは、バターを使用してまろやかな味付けにする家庭が多いのだそうです。

多くの生徒たちにとって、耳にするのも作るのも初めての料理ではありましたが、皆興味津々で楽しそうに料理をしている様子が印象的でした。レクチャーの後半にはワークシートを使って「ムーチー」と「ウミータ」の共通点や相違点を皆でディスカッションしました。高学年のクラスでは、伝統文化の継承といった深い内容でのトークも行うことができ、単なる料理体験の域を超えた、料理の背景にある歴史や文化を学ぶ場の提供を実践できました。

生徒たちが作った「ムーチー(緑色)」と「ウミータ(黄色)」
ワークシート活動のようす。「鬼餅の鬼は英語でdemonって言うんだって!」「葉っぱで包んで蒸すところが共通してるね!」
セッション1-3
SDGsワークショップ「海洋資源の保全と持続可能な利用について」

OISキャンパスを飛び出し、同じ南城市のあざまサンサンビーチでSDGsワークショップを実施しました。 講師にBlue Reef Okinawaの皆さんをお迎えし、国連が定めたSustainable Development Goals(SDGs)の14番「海洋資源の保全と持続可能な利用について」学びました。

施設も整っており綺麗なあざまサンサンビーチですが、よくよく目を凝らしてみると、小さなプラスチックがたくさん落ちていました。参加生徒は、このマイクロプラスチックを探すビーチクリーンを実施。マイクロプラスチックが海に漂い続けると起きる弊害について、レクチャーも受けました。生徒からは、これからビーチに行ったときにゴミを見つけたら拾って帰るね!という声も聞かれ、受講後の環境問題への意識変化を感じることができました。

レクチャーの様子。
講師からの質問には元気よく手を挙げる生徒も多数いました。
マイクロプラスチックを用いたアートづくり
みんな真剣に作品作りに取り組んでいました。
マイクロプラスチック探し。これってゴミかな?サンゴかな?と相談し合いながらビーチクリーン。
生徒の作った作品。
ビーチで見つけたプラスチックも上手く利用しました。

レクチャーの後は、拾ったマイクロプラスチックと砂を使ったアートづくりを行いました。生徒の皆さんのクリエイティビティには、講師もスタッフもびっくりしました!

英語漬けの毎日が初めての生徒さんも多数いらっしゃいましたが、HelloWorld!ロゲイニングゲームをきっかけに、同じグループの生徒さんとも打ち解けた様子で、その後の弊社のアクティビティでは積極的に発言をする生徒さんも増えていました。

普段日常で使っている言語とは異なる言語で新しいことを学ぶ、これは多くの生徒にとってチャレンジングなことだと思います。今回のサマースクールが、生徒たちにとって、英語を含む外国語を学ぶことの楽しさに気づくきっかけになるだけでなく、英語という新しい視点から世界を見つめるきっかけになったことを願っています。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

残りの2セッションの内容についても投稿していきます。
生徒たちが何を学び、どのような気付きを得たのか、どうぞお楽しみに!